政府の役割 2022 10 1

 ニュースによると、
欧州の消費者物価指数は前年同月比では、
10%上昇だという。
この原因は天然ガスの高騰が大きいと思います。
 これに対して、欧州中央銀行は、
利上げを検討していると言われますが、
無意味な政策と言えるでしょう。
 中央銀行が利上げをすれば、
天然ガスの価格が下がるとは言えないからです。
 物価高の原因が供給側にある場合は、
中央銀行に出番はなく、
政府の役割が大きいはずです。
 しかし、政府が対応できないので、
仕事を中央銀行に押し付けられているのが、
今年の経済の現状と言えるでしょう。
 欧州は、このままでは、
物価高と不景気が同時に進む
スタグフレーションの懸念があります。
 一方、アメリカの物価高も、
供給側に問題がありますが、
欧州と比較すると需要も大きく、
スタグフレーションの懸念は小さいかもしれません。
 ただし、欧州と似たような問題があるでしょう。
アメリカは労働市場が堅調であり、
労働力の供給が不足しています。
 これに対して、利上げをすれば、
労働力が増えるかと言えば、
全く効果がないと言えるでしょう。
やはり政府の出番でしょう。










































































































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